
訪問看護
看護師/管理者

– これまでの経験
20年病院で働いた後、半年ほど別の訪問看護で働いていました。
看護師生活の残り半分は訪問看護で働きたいと考えていました。
病院で働く中で、ご利用者さまに向き合いながらも、もっと自分の家族や歳をとって来た父母のことを考えて時間を持てるようにしたい、「これで良いのかな?」と考えるようになりました。
その頃、「慢性疾患は病院よりも、在宅の生活の影響が大きいので、在宅看護の仕事の意味がある」「病院だけが看護の仕事じゃない」と思い、転職しました。
病院にいる時は、仕事に集中していましたが、仕事、家族、自分の時間、どれもを大切にしたいし、働く人たちにもして欲しいと思っています。
– 大切にしていること
ご利用者さまにフォーカスして、意見を出し合う、得意でフォローし合えるチームづくりをしています。
緑地公園訪問看護ステーションの森永代表は、今も現場に出ています。会社のトップが現場に出るところは、話がわかって頂ける。
私自身も同じようにし、フラットな風土づくりを心掛けていますし、分からないことは経験年数とか関係なく、知っている人に教えて貰っています。
肯定する、一人一人の良いところを見合えるようにする。看護にこれが正解というのはないと思うので、話し合いながら、その時のベターをみんなで確認しながらやっています。
ご利用者さまのために、働きやすい環境のためには、プライドや見栄とか本当に必要ないと思っています。
「ご利用者さまのために」という同じ方向を見ることが出来ているので、楽しいですね。代表が見守ってくれているところが大きいです。
– 尊敬する人
尊敬できる人は父です。悩んだ時によく話を聴いて貰っていました。
父からは、多様な考え、様々な正解があることを教えてもらいました。
父のおかげで、ご利用者さまのことで悩むことがあっても、それ以外のこと悩むことがなくなりました。
大切なところ、根幹が合っていれば良い。色々な考え、正解があると受け入れられる、承認できるようなりました。
– 長所について
私自身が素直になることで、周りの人にも素直になってもらえるので、等身大でいること、背伸びもせずいることを大切にしていますし、居れることが私の長所だと思っています。
– 今、学びたいこと
在宅は看取りが多いので、緩和の知識と経験をもっと積みたいです。
ベストはないので、学び続けたいです。
– 入職のきっかけ
在宅をしている知人からの紹介で、10年の歴史があって、経験を積んでいる方が多くて、代表が現場に出ている。
事務所が大きくなてっても、現場に出続け、ご利用者さまのためにを大切にされている所に共感し、決めました。
– 求める人財
保身やプライドのために、嘘つく、人を責める人は信頼関係が崩れるので、嘘つかない人と仕事をしていきたいと思います。
2021年11月 インタビュー
– 想い描く訪問看護ステーション
前回のインタビューの時は、ターミナルは1〜2件でしたが、今は多い時で4〜5件、看護師も8人になり、思い描く訪問看護ステーションへと成長しています。
一人ひとりの中に働く目的や意義、理想があると思います。「自分のやりたい看護が出来る」「理想と現実のギャップを埋めていく」ことが出来る環境づくりに取り組んでいます。
看護師一人ひとり、経験して来たことが違うので感じ方や捉え方は多様です。また、ご利用者さま一人ひとり、それぞれの「当たり前」「普通」があります。
色々な価値観、正解の中で、安心して働いて貰うために、週1回のカンファレンスの時などに「当たり前」「普通」を出し合って、みんなの「当たり前」「普通」にしていくことは大切だと思っています。
「自分の意見を言える」「仕事を調整する面白さ」を通して、自分らしくのびのびと働いて貰いたいと思っています。
– 主体性
病院と違い、ケアマネージャーさんや往診医と連携しながら訪問させて頂いています。ご利用者さまを中心に、関係機関とのやり取りを通して、看護師として、人として成長していく姿を見れるのが嬉しいです。
– これからについて
地域から、「ターミナルは頼んだら直ぐに来て貰えるよ」と信頼され、働く人たちも「自分のやりたい看護や関わり」が出来る。
誰かだけでなく、みんなにとって良い訪問看護ステーションで在りたいと思っています。
そのためには「人」が大切だと思っています。看護師10名以上の訪問看護ステーションへ成長し、悩みやしんどさも共有しながら、共に「人」としても成長していきたいと思っています。
2023年3月 インタビュー