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​訪問看護

​看護師

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– 入職の経緯

もともと一番最初に新卒で入職したのが急性期の病院で、子供が生まれて、ちょっと急性期は合わないと思い、介護老人保険施設に転職しました。

 

訪問看護には、祖父の看取り経験や、急性期の病院で退院支援をさせて貰っていたことから、子どもが大きくなったタイミングで挑戦しようと決めていました。

– 大切にしていること

ご利用者さまの処置は勿論大切ですが、潤滑油や緩衝材になりたいと思っています。

ご利用者さまを中心に、ご家族さまや先生、ケアマネジャーなど、沢山の方がおられます。一人ひとり、大切にしていることや価値観も違う。どれも間違いでなく、どれも正解なので、間に入り、潤滑油や緩衝材になれるのが私の役割だと思っています


 

今までの歩み

看護学生の時、「ご利用者さまはどう思うだろう?」と考え過ぎてしまい、対話が苦手になりました。

 

また、新卒で働き始めた急性期の病院では、終末期のご利用者さまなども多く、業務をいかに効率良く進めるか考え、対話する心の余裕もなく働いていました。

 

だんだん、何のために仕事をしているのか?自分のしたい看護は何だったのか?が分からなくなっていました。

 

子どもの出産を期に、「介護老人保険施設に転職して仕事内容が変わる」「ママ友と話す時間が持てる」ようになるなど自分の心にも余裕が出来ていました。

 

自分の心に余裕が出来ると、対話を通して、その人の人柄や困りごと、大切にしていることに気づきながら看護できる喜びを感じられるようになりました。

元々、自分が大切にしたかったのは、「寄り添って、その人を看てあげる」「手で触って、目で看て」を大切にしていたはずなのに、実際は出来ていない現実がもどかしかったのもありました。

– 変化

看護学校で、看取りの時などに、あまり泣いたらいけないと教えられたり、病院で死と向き合うことで涙が出ない時期がありました。

 

私は、看護師も人なので、思い入れのあるご利用者さまもいるので、やっぱり涙って出ると思うんです。今は、普通に涙が出るときがあります。

 

急性期で教えて頂いたことや、学んだことを活かして今も働いているのですが、人でなくなってしまうような感じに不安を感じていました。

– LifeとWork

もちろん、自分の子どもや家族を愛してますし、大切です。ただ、わたしの人生を、わたしは生きているので、家を大切にしつつ、自分もやりたい看護、今の仕事を無理なく続けていきたいと思っています。

 

仕事をしている自分も好きですし、家族と一緒にいる自分も好きなので、どちらかでなく、どちらも大切にしていきたいです。

 

病院でも、訪問看護でも、一人では仕事が出来ないと思っています。みんなの知識を出し合って、解決出来たりするのが楽しいです。一人だと偏ってしまったり、支えあったりも出来ないので、チーム医療を大切だと思っています。

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