
訪問看護
看護師 /リーダー

– 役職の変化
前回インタビュー時は一般の正社員でしたが、今はリーダー職をさせていただいています。
以前は、自分の訪問・担当利用者さんのことに集中していましたが、今はメンバーのこと、スケジュール調整、契約対応など、大きく視点や役割が変わりました。
変化や新しい役割に楽しさを感じています。
– 病棟リーダーとの違い
病棟では医師指示の確認、入退院調整が中心でした。緑地公園訪問看護ステーションではメンバーの心理面のサポートまで含めて見ています。新しく求められている役割です。
– チーム体制・相談環境
2025年4月からリーダーを始め、2チーム制のうち1チームを担当させていただいています。もう一方のチームのリーダーと相談しながら進めています。
リーダー歴が長く、中立に背景や経緯まで推察し、的確にコメントできる方です。学ばせていただくことが多く、そんな方に相談できるのは心強いです。
– 大事にしていること
話しやすい雰囲気づくりを大事にしています。私自身、最近リーダーになったので皆の気持ちも分かります。
報告を待つだけでなく、こちらから「今日、大丈夫だった?」「利用者さんはどうだった?」と声をかけすることを心がけています。
– 風土
メンバーは利用者さん思いで、自分から提案して動く人が多く、主体的です。週1回のチーム会議で、困りごとや共有事項を話し合います。発言が自然に出るのは、日頃の信頼関係を全員で育んでいるからだと思います。
会議は「ための会議」にしません。議題がなければ「終わり」にしています(笑)。
– 入職時のサポート
新人教育は手厚く、週1回の「評価(振り返り)」と、月1回のリーダー面談があります。対面で、プログラムに沿って話します。形式ばるのではなく、内発的に考えを深められる機会を目指しています。
– 目指す事業所像
利用者さんとご家族に、何かあった時に「看護師さん」と頼ってもらえる事業所でありたいです。「緑地公園訪問看護ステーションがあるから安心」という状態を目指します。
– メンバーに求める姿勢
フットワークの軽さが重要です。相談があれば「見に行きます」が基本。利用者さん・ご家族を大切に思う姿勢があるからこそ動ける——そういう人が合っています。
2022年11月 インタビュー
– これまでの経緯
看護学生時代に祖父が入院したんですが、病院が嫌いな人で、凄く家に帰りたがっていたんですが、結局、病院で亡くなることなるのを側で見て、「やっぱり、家に連れて帰ってあげたかった」という後悔ではないんですが、経験をしました。
家に帰りたい人も沢山いると思うので、その人たちを家で観たいと思い、訪問看護で働きたい思いが、その頃に芽生えていました。
外科や内科の病棟で働いていると、治療がメインで、患者さまメインで関わることが難しいことに対して、自分の中で葛藤やギャップがあり、患者さまの思いを叶えられる、自分らしく居られるのは在宅だと思い、訪問看護にチャレンジすることに決めました。
– なぜ、緑地公園訪問看護ステーションだったんですか
ここのステーションが、自分と同じ20代の看護師が多いということで、これからもっと経験を積んでいく自分でも役割も持って働ける、頑張っていけるんじゃないかと思い、こちらで働かせて頂くことになりました。
20代、30代、40代の多世代で、他の訪問看護を経験している看護師がいたりするんですが、何でも相談したり、意見が言えたり、フラットな雰囲気も良かったです。
スタッフ全員が、ご利用者さまを中心に考えていたり、ご利用者さまだけでなく、スタッフや関係機関の方も大切にしているからだと思います。
– 実際に働いてみて
入職した頃、先に入職してる人達と一緒に行かせて頂いて、1人で行くことはなかったです。結構、そこは心配してた部分だったんですが、体制を組んで頂いていたので安心していました。
一人で行かせて頂くようになり、担当のご利用者さまを持たせて頂くようになっても、何人かのチームで関わったり、処置させて頂く体制になっています。
事務所で、ご利用者さまの話をしていますが、よく話すというのが良いのだと思います。話す事で、ご利用者さまのことだけでなく、先輩や同僚の考えや価値観など、相互理解できるところがあるんだと思います。
ご利用者さまの生活スタイルに合わせて、何が一番かを考えていくのが楽しいですし、チームで出来るのが良いと思います。
– 経験値、学び
病棟だと、働く科によって疾患が大体決まっていますが、訪問看護だと、色々な疾患をお持ちの方がいて、観たことがない疾患、やったことない処置があったりします。
そういった時は、経験のある看護師の処置を観させて貰ったり、事務所で勉強会をしたりしています。
勉強会の内容は、全員が案を出し、何を学ぶか?を決めてます。
– これからについて
看取りについて学びを深めたいと思っています。最後の限られた時間なので、ご利用者さまだけでなく、ご家族さまの想いに、もっと寄り添えるようになりたいと考えています。
訪問看護で働くようになり、ご利用者さまと自分の1対1で関わることが出来るので、ご利用者さまのことを深く考えられ、今までよりも想いが強くなりました。
結婚して、子どもを育てるようになってからも、仕事を続けたいですし、プライベートも大切にしたいと思っています。
既に育休の先輩もいますし、これから産休に入る先輩も居てますし、子どもの熱などで帰らなくては行けなくなっても、支え合える体制があるので、ここの職場だと安心だなと思っています。








