訪問リハビリ
言語聴覚士(産休育休からの復帰)
– 入職の経緯
元々、急性期病院で働いていたんですが退職し、緑地公園訪問看護ステーションで、週1回のアルバイトから働き始め、代表の人柄に惹かれて正社員に登用して頂きました。
– 代表はどんな人?
こちらから言わなくても話を聴いてくれたり、気にかけてくれたり。
スタッフの予定を全て把握してくれていて、抜群のタイミングで声を掛けて下さる。そのあたりのサポート力がすごいなと思ったのと、職員の関係性が良い。
一人のご利用者さまに、複数のスタッフが入っていて、ご利用者さまの話を活発にしているからこそだと思います。
– 仕事のやりがい
病院勤務の時は、リハビリ病院に送り出すために1〜2週の間、評価メインの関わりだったんですが、訪問リハビリだと、年単位で関わる事が出来る。
正直、やりがいを感じる反面、じっくり関わる上で、引き出しが多くないと大変だと感じることもありました。
こういう人を診たいと言ったら、積極的に関わらせていただける。小児をやりたいと思っていたので、新しい学びをしながら働く事ができています。これからも、視野を広げたいです。
自由に結構やらせてもらえます。やったらやった分、お金を頂けるのも嬉しいです。評価としてお金を得ている感じで、病院と違いすぎて、こんなにもらっていいんだと思いました。
時間的な余裕と、お金の余裕ができたので、新しく趣味を始めたりした(サップを始めたり、乗馬体験をしたり)。
– 産後の働き方
産休育休を取って、1歳の子供がいます。
家族の時間を大事にながら、この仕事をずっと続けていきたいので、自分に合わせて働けるこの働き方は、働きやすいです。
産後は、子供の保育園の迎えの時間まで余裕がない時は、直帰させて貰えたりと働きやすいようにして貰っています。
「絶対これ」がないので相談したら、考えて頂けるのでありがたいです。
育休や産休、子どもがいながら働くスタッフが出始めたころなので、これから私自身も、会社も慣れていく段階なんですが、stの数も増えて、連携がしやすい状況になって来ているので嬉しいです。
– 時間の使い方
育休中は子育てに集中することが出来て、子どもが泣いたりしていても余裕がありました。仕事に復帰すると、保育園に送る時間から逆算して、朝ごはんは何時までに食べ終わらせてとバタバタする感じで、心の余裕はだいぶ違うので、やっていけるか?すごく不安がありました。
– 働き方
1人目の時は、時短の正社員で復帰させて頂いたのですが、2人目となると、子どもの熱などで休みが多くなってしまうので、週4日のパートを考えていました。
復帰前に、社長に面談をして頂いた時に、「子どものことで、会社に気を遣って働く日を減らす必要はないよ」「バリバリ働きたいと思っていたら、休みは皆んなでカバーし合えば良いことだから」と言って下さいました。
キャリアを積んでいきたい思いがあったので、迷いに迷って9:00-17:00の時短の正社員で復帰させて頂きました。
– 実際に復帰してみて
育休中、ずっと、子どもと一緒で、充実した日々でした。でも、社会から取り残されてるという感じではないのですが、何となく、「これでずっと良いのかな?」という感じはありました。
実際に仕事に復帰してみると、働きながら育児をする凄い充実感があります。ただ、体力的にも精一杯だったり、すぐに医療用語が出てこない、家のことも忙しかったりして、ストレスを感じることもありました。
2 ヶ月ぐらいで体は慣れて来て、色々な方のカルテを見させて頂いて、専門的なことや評価の感覚を戻したり、ストレスを感じていることに気づいた時は、軌道修正したりしています。
– これからのキャリアについて
急性期病院でキャリアがスタートして、リハビリ病院、維持期の病院と3段階を経験させて頂きました。今まで得たものを、訪問で磨いていきたいと思っています。
それと、自分も子育てをしているので、リハビリの視点だけでなく、子育てをするご家族の気持ちを汲み取りながら、小児分野、ご家族さまのケアについて深め、小児から成人まで診れる専門職になりたいと思っています。
– 産休育休を考えておられる方へのアドバイス
訪問なので、バイクで回る不安があるかと思うのですが、車で回ることができたり、無理なく訪問できるように配慮して頂けます。
介助が多い方を調整して下さったり、つわり中に、家や動物の匂いが合わないとか出てきた場合も調整して下さいます。妊娠初期のころ、安定するまで周りに言いづらいと思うのですが、早めに相談する方が、色々と配慮して頂けるので安心だと思います。
2023年8月 インタビュー