
モニタリング訪問
看護師

– これまで
急性期病院で18年働かせてもらっていました。集中治療室や脳卒中センターなど、命の1分1秒を争う現場でした。
結婚・出産を経て、2人目の妊娠で切迫となり、約2か月半、ベッド上安静を経験しました。その頃、自分の人生を見つめ直すようになりました。
復職後は育児と仕事に追われる日々。脳卒中センターでは、意思表示できない患者さんの意思決定支援に強いジレンマを感じ、「患者さんの“その人らしさ”」を考えるうちに、「自分は自分らしく生きているのか」と思うようになりました。
自分の「やりたいこと」を書き出したら、たくさんあるのに全然やれていないと気づき、ワークライフを見直す決心をしました。
看護学校でも習っていたナイチンゲールの思想の「看護は生活の中にある」「その人の持てる力を引き出す」ことの大切さに、今さらながら深く腑に落ちました。
まずは自分自身が心地よい生活を実践し、好きなこと・心地よいことを思い出す時間を大切にしてみました。
– モニタリングについて
私自身、時間を自分で決められる自由な働き方を探していたところ、緑地公園訪問看護ステーションのホームページを見て、ここならど希望を伝えられると感じ、応募しました。
今は、看護介入が必要かの判断、他職種への連携など調整などのモニタリングの仕事をさせて頂いています。利用者さんのお宅に訪問し、健康状態の観察をしながら、お話をさせていただきます。
モニタリングの仕事をさせて頂いて約2年になります。訪問件数に合わせて勤務を調整させていただけ、時間の使い方を選択できるので本当に良い環境です。
特定のものに依存せずに、「自由=自立」のバランスでやれている実感があります。
– これからについて
「医師の治療を支える人」という看護師像が強いですが、本来の看護は生活を整えること。ナイチンゲールは、「生活の処方箋を描く」存在と看護師を表していました。
私がやりたいのは、“本来の看護”でコミュニティナースの概念とも本質は重なると感じています。
私は、利用者さんだけでなく、ケアする人など、「ひと」に対して、医療・アロマ・自然など色々な視点・アプローチからケアを提供していきたいと思っています。誰かを支える人が元気であることが、次にいる人の元気につながるからです。
緑地公園訪問看護ステーションでモニタリングの仕事をさせていただきながら、個人として、みんなが心も体も健やかに過ごせる「時間」と「場所」を、自然豊かな環境で提供できる場を、作りたいと思っています。
訪問看護モニタリング
訪問看護モニタリングは、利用者の安全と健康を守るために不可欠なものです。モニタリングを通して、利用者の状態変化を早期に発見し、適切な対応をすることで、入院や施設入所を防ぐことができます。また、利用者や家族の満足度向上にもつながります。
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バイタルサイン(体温、脈拍、血圧、呼吸数)
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全身状態(皮膚、粘膜、浮腫など)
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排泄・食事の状態
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ADL(日常生活動作)
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QOL(生活の質)
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服薬状況
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精神・心理状態
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家族の介護状況








