
モニタリング看護
看護師

– 手術室での8年半、そして在宅への想い
総合病院で20年働いていて、6ヶ月ほど時間を置いて、初めての転職になります。不安もありましたが、「まだ、自分に何ができるのかな?」というのをゆっくり探したい、楽しみの方が大きいです。
そろそろ、子供も少し大きくなったので、私の人生のための設計を立てないとなと思っていた時に、コロナ禍に入ってしまったので、コロナ禍は無我夢中の4年間でした。
やっとちょっと落ち着いて、 このまま後20年、定年まであと半分働き続けることを考えたら、全然嫌ではなかったのですが、安全圏の中にずっといてる私だったというか、一度挑戦してみたいというのが正直な気持ちでした。
– 子育てとの両立を考えて
子どもができて、子育てをしていく中で、直近では老健で2年働いていました。でも、帰りが遅くなったり、夜勤があったりと、両立が難しくなっていきました。
在宅で働きたいと思っても、「常勤じゃないと無理」と断られることが多かったです。パートでも良いと書いてあるところに行っても、実際に話を聞くと「やっぱり常勤の方が…」みたいなこともありました。
そんな中、緑地公園訪問看護ステーションのモニタリング看護師という仕事を知りました。最初は正直、どんなことをするのか全然分からなかったんですが、時間の融通を利かせていただけるというところがすごくありがたくて、働きやすい環境を本当に考えてくださっています。
– モニタリング看護師という仕事
モニタリング看護師の仕事は、主に利用者さんとお話をして、その状態を観察させていただくことがメインです。
老健にいた時も、利用者さんとお話しして状態を観察して、リハビリをいかに受けてもらえるかを考えていたこともあり、内容的には近い感じなんです。
ただ、モニタリングの醍醐味は、セラピストさんともコミュニケーションを取りながら、相談させていただいたり、考えられるところだと思います。
例えば、受診した方が良いのに中々されない方も多いので、そういう時にセラピストさんや時にはケアマネージャーさんとも連携しながら、最適なケアにつなげていくことができます。
セラピストさんやケアマネージャーさんと共有していき、一人で抱え込まなくて良いのもいい環境です。
– 働きやすい環境
今は週4日勤務で、保育園の時間に合わせて、遅めに始まって早めに終わる時間帯で働かせてもらっています。
1日の訪問件数は、スタッフが増えて余裕がある日は2〜3件ですが、件数が多い日は6〜7件回ることもありますが、移動が大変にならないようにルートを考えて下さったりしています。
スタッフの協力体制が本当に素晴らしくて、ストレスなく働けています。
モニタリングは基本的に3ヶ月に1回必ず行く決まりですが、状態によっては月に1回、あるいは月に2回訪問する方もいらっしゃいます。密に連携が必要な方や、爪がすごく伸びやすい方は月に1回行かせていただいています。
– チームで支え合う働き方
今、モニタリングチームは8人くらい居ます。
記録はiPadでシステムに入力し、月に1回はミーティングもあります。管理の方も気にかけてくださって、決め事がある時は、みんなで話し合っています。
LINE WORKSで、みんな繋がっているので、ちょっと気になることがあったら投稿すれば、リアクションを貰えます。「どこにいても繋がれる」、これが凄く良いなと思います。分からないことも、小さなことも聞けば教えてくださって、本当にありがたいです。
– ケアマネージャーさんとの連携
ケアマネージャーさんがプランを組んでくださっているので、うまくいっているかを確認したりしています。ケアマネージャーさんが訪問に来られるタイミングで一緒に伺うこともあります。その場でケアマネージャーさんと直接お話できるので、新しい気づきもありますし、気になることも直接伝えられます。
– 学び続ける楽しさ
今まで私が触れてこなかった分野のことが、どんどん分かってきて、それが今、すごく楽しいんです。
例えば、デイサービスやその他の福祉サービスといった社会資源について、病棟にいた時は気づかなかったことが、今になってつながることも多く、「あの時のあれはこういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間があります。
特に、小児の医療的ケアが必要なお子さんとそのご家族との関わりは、今まで経験がなかった分野です。お母さん方がすごく制度のことを知っていらっしゃって、お話を聞くだけでも勉強になります。思っていた以上に、色々なことを知れる場だと実感しています。
直接的な医療処置はしない働き方ですが、だからこそ周りの社会資源のつながり、制度のことが分かる。将来的に直接処置をする現場に戻ったとしても、患者さんが置かれている状況や、今後どういう展開になっていくのかが見えるようになりそうで、とてもいい経験だと思っています。
– どんな人に向いている仕事?
やっぱり、お話が好きな方が一番向いていると思います。
医療処置をせずに、本当に話すことで情報を引き出す。どう引き出すか、どう関係を作るか、それが大切です。
在宅に興味があるけれど「自分にできるかな?」と不安な方には、すごく入りやすい入り口だと思います。家の中でどう暮らしているか、どんな資源を使っているか、病棟で働いていた方なら誰でも気になることだと思います。
モニタリングを経験してから、直接ケアの訪問看護に進むというキャリアの歩み方もいいんじゃないかなと思います。
– これからのこと
子育てをしながら、でも看護師としての経験も積んでいきたい。そして、利用者さんやそのご家族が使える社会資源について、もっと深く学んでいきたい。モニタリング看護師という仕事は、私にとって、必要な学びの場になっています。
訪問看護モニタリング
訪問看護モニタリングは、利用者の安全と健康を守るために不可欠なものです。モニタリングを通して、利用者の状態変化を早期に発見し、適切な対応をすることで、入院や施設入所を防ぐことができます。また、利用者や家族の満足度向上にもつながります。
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バイタルサイン(体温、脈拍、血圧、呼吸数)
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全身状態(皮膚、粘膜、浮腫など)
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排泄・食事の状態
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ADL(日常生活動作)
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QOL(生活の質)
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服薬状況
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精神・心理状態
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家族の介護状況










