
モニタリング看護
看護師

– 転勤をきっかけに
大阪に来て3年が経ちました。それまでは関東の大学病院で働いていたんですが、夫の転勤で大阪に来ました。
今回は子どもも一緒ということで、家族での転勤を機に前の職場を辞めて、大阪で新しい環境での仕事探しをしていました。
ずっと病院勤務だったので、在宅のことを知らなかったですし、施設も経験したことがありませんでした。オープンする有料老人ホームがあったので、働かせていただいたのですが、24時間常勤で、家のこともあって…という状況でした。
– 子育てと両立できる働き方
そんな時に出会ったのが、モニタリング看護師という仕事でした。
正直、私もモニタリングのことは、施設に入るまで知りませんでした。施設にいた時に他のステーションの方がモニタリングに来られていて、「モニタリングってなんだろう?」と思ったのがきっかけでした。
転職先を探す時、土日祝日が確実に休める職場を探していました。なかなかそういう条件の職場がなくて、その枠に合ったのが緑地公園訪問看護ステーションでした。しかも、時間の融通も可能でした。
もう一つの理由として、在宅のことをそれほど知らなかったこと。一人で訪問に行って、一人で判断してが、自分の知識を信じてやっていけるのかなという不安もあったので、モニタリングという選択肢が私には良かったと思います。
– 子どものための時間を大切に
今は週3〜4日の勤務です。日勤帯での勤務なので、働きやすいですね。
何より助かっているのが、子どもの急な体調不良にも対応していただけること。ある日、息子が朝元気に登校したのに、学校から電話がかかってきたことがありました。すぐに、皆さんがサッと訪問を調整してくださいました。すぐお迎えに行けたので、本当に助かりました。
「眼科に連れて行きたい」「検診で引っかかったから耳鼻科に連れて行きたい」、そういうことも言いやすいですし、お休みも取りやすいです。こういうことが言いやすい職場と言いにくい職場って、ありますよね。
– モニタリング看護師のやりがい
1日の訪問件数は、少ない時で3件、多い時で5〜7件くらい。スタッフが増えてきたので、最近は多くても5件程度です。1件あたり30分が基本です。
午前に1〜3件、午後に2〜3件で、それぞれのルートがなるべく遠くならないように調整し合っています。
やりがいを感じるのは、利用者さんが困っていることに対して、お話しして、それがパズルのようにピタッとはまった時。受診した結果がよかったと聞いた時や、足のむくみや乾燥について「こういうケアもありますよ」とお伝えしたら、クリニックで保湿剤をもらってきて塗っているよと教えてくださるなど、行動に変化があると本当に嬉しいです。
セラピストが入って、「よかった」「安心した」「助かる」と言ってくださるのも、大きなやりがいですね。
– 直接処置とは違う看護
今までのように、直接処置をするわけではないですが、間接的に役に立つことができて、「ありがとう」と言ってもらえたり、変化が見られたりするのが魅力です。
例えば、疾患情報から糖尿病の方ならヘモグロビンA1Cの採血をしたのか、お食事は気をつけているのかなど、保健指導的なアプローチをします。ただ、ご本人がどのくらい意識されているかにもよりますし、「これくらいでいい」と思っている方もいるので、尊重していく。その加減が難しく、考えたり、学ばせていただくことも多いです。
今までの経験をもとに「今後こういうことが予測されるんじゃないですか」「こういうふうにつながっちゃいますよ」と提案できることが、やりがいにつながっているんだと思います。
– 自由度の高さが気分転換に
病院にいた時は、次はあれして、これしてとスケジュールに追われている感じでした。でも今は、訪問のスケジュールを自分で管理しています。
何時にどこに行くか、駐輪場所はどこかなど考えたりするのですが、ずっと同じ建物にいるよりは移動していくので、気分転換にもなりますし、「ここの道を行ったら信号なくて早く行ける」とか、ちょっとプラスな要素があると自分もテンションが上がります。
それを他のスタッフに共有して、「ここだと早く行けましたよ」「ここで休憩できますよ」とコミュニケーションを取るのも楽しいです。
自分で組み立てられるので変化もありますし、自分で考えて行動できる人に合っている仕事だと思います。
– チームワーク
モニタリングチームのメンバーは、同じように子育て中の方が多いです。みんな仕事も大事だけど、今は家族も優先したいという気持ちがあるので、子どもが風邪をひいた時なども理解してくださるので、相談しやすいです。
出勤時間は、それぞれのライフスタイルに合わせて違います。10時スタートの方もいれば、9時、9時半スタートの方も。終業時間も16時、16時半、17時、18時と人それぞれです。子どもを送っていって、迎えに行くのに合った時間帯で働くことができます。
事務所に戻ってこられなくても、困ったことがあればLINE WORKSで連絡できますし、電話やメールでつながります。管理の方も気にかけてくれて、本当にチームワークで成り立っているなと思います。
– 寄り添う看護を大切に
「寄り添う看護」というのを大切にしてきました。きっかけは、「この看護師さん忙しいから」と患者さんが言えないことがあったり、「こうして欲しかったけどできなかった」という場面に触れることがありました。
「忙しい」って、心を亡くすと書くので、私は、忙しい時こそ、ゆとりを持って接するように心がけ、「あなたが居たら話せるわ」と心を許してもらえるような看護を大切にしています。
– 今は家族との時間、そして将来へ
今までずっと看護師として経験を積んできたので、今は家庭が優先なところがあります。子どもが自立していけば、あと20年は働けると思うのでキャリアを上げていきたいです。
今は子どもの教育に時間を使っています。子どもからも尊敬される親でいたいなと思っています。
訪問看護モニタリング
訪問看護モニタリングは、利用者の安全と健康を守るために不可欠なものです。モニタリングを通して、利用者の状態変化を早期に発見し、適切な対応をすることで、入院や施設入所を防ぐことができます。また、利用者や家族の満足度向上にもつながります。
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バイタルサイン(体温、脈拍、血圧、呼吸数)
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全身状態(皮膚、粘膜、浮腫など)
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排泄・食事の状態
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ADL(日常生活動作)
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QOL(生活の質)
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服薬状況
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精神・心理状態
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家族の介護状況










